厄年には厄払いをするという習慣があります。
源氏物語の中に紫の上が三十七歳の厄年に加持祈祷をしたという話が出てきます。平安時代には厄払いの風習がすでにあったわけです。
一般には、正月や節分、あるいは誕生日にお寺や神社に参って厄除けの祈願をします。とくに神社では厄除けの祈願祭が行われています。厄年に災厄が身に降りかからないよう、神仏のご加護をいただこうというのです。
厄除け祈願をしてもらうことで、大難が小難に、小難が無難に、さらには厄が転じて福となる、ともいいます。
寺社にお参りした時に、お金や身に付けている手ぬぐいなどの小物を落とすことで、厄も一緒に落としてしまうという考え方もあります。
厄払いなんて古来からのしきたりに過ぎないと言えばそれまでですが、「これで厄落としができる」と自分に言い聞かせてお参りすれば、精神状態が明るく前向きになり、いわゆる厄年と呼ばれる年代に遭遇しがちな心身の不調を解消できるという効果は大いに期待できるでしょう。

