熱田神宮(あつたじんぐう)
愛知県名古屋市にあります。
三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)が御神体として祀られていることで有名です。
草薙剣は、第12代天皇である景行天皇の時代に、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国の制圧に向かうときに持っていた剣で、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)、天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)とも呼ばれます。
日本武尊は、東征の後、尾張で結婚した宮簀媛(ミヤズヒメ)に剣を預けたまま伊吹山の悪神を討伐しに行きますが、途中で病気のため亡くなってしまいました。
日本武尊の死後、この草薙剣を祀るために、宮簀媛が熱田神宮を建てたといわれます。
このような由緒から、明治時代には伊勢神宮に次ぐ地位にあるものとされていました。
現在では、おもに名古屋など愛知県や岐阜県、静岡県など、中部・東海地方を中心に各地から多くの人々が、初詣や厄落とし・厄除け祈願のため、お参りに訪れています。毎年1月5日には、商売繁盛、漁業豊漁、家内安全を祈願する祭り「初えびす」(五日えびす)が執り行われ、大勢の参拝客で賑わいます。
また、熱田神宮には、皇族や将軍家や諸藩から寄進されてきた4000点以上の秘宝が残されています。これらの宝物は、宝物館の展示室で拝観することができます。
アクセス
電車
名鉄「神宮前駅」下車、徒歩3分
JR東海道本線「熱田駅」下車、徒歩8分
市営地下鉄
名城線「神宮西駅」「伝馬町駅」下車、徒歩7分
自動車
国道1号線「伝馬町」交差点を右折して直進すぐ「東門駐車場」
国道19号線「旗屋町」交差点を過ぎてすぐ「西門駐車場」
〒456-8585 愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1番1号
TEL 052-671-0852
FAX 052-671-1202