2月の年中行事といえば、なんといっても節分ですね。
この日には、さまざまな伝統行事が各地で催されます。
中でも最もポピュラーなものといえば豆撒き(まめまき)でしょう。
節分の豆まきは、初詣や節句などと並んで、古来から受け継がれている年中行事の一つです。
これには本来、一年間の厄除け・厄払い(厄祓い)をし、家族みんなの幸せを願うという意味があるといわれます。恵方巻き(えほうまき)にも同様の意味があるとされます。
では、誰が豆を撒くのでしょうか。
豆をまくのは、年男や年女、つまりその年の干支(えと)生まれの人だったり、または厄年の人が撒くとよいとされてきました。
豆まきをした後には、自分の年齢と同じ数か、または年齢より一つ多く豆を食べます。
近年では、その年の干支(えと)生まれの芸能人やプロレスラー、大相撲の力士などのスポーツ選手たちが、有名な神社・お寺で豆まきをするようになっていますね。
たとえば、東京の高幡不動尊金剛寺や池上本門寺、千葉県の成田山心勝寺といった有名な神社・お寺で、プロ野球選手や人気の横綱・大関たちが豆まきをする光景がテレビニュースで流れたりします。
また、この日には、恵方巻き(えほうまき)といって、その年ごとに決められた方角を向いて巻き寿司(節分用太巻き)の丸かぶりをするという慣わしもあります。これにもまた、厄除け・厄払いをして無病息災を願うという意味が込められています。